こんにちわ、成宮です。
激動の2、3月に呑まれブログ更新遅くなりすみません。
2、3月の濃くて濃くて濃すぎる出会いの連続のお話についても書きたいのですが、
本日は何より高校生団体「底上げYouth」が行った「詩う幸せ恋人ツアー」についてお話します。
簡単に説明しますと、気仙沼を生家に持つ偉大な歌人「落合直文」が、
「恋人」という言葉を始めて現代語訳で短歌に使用した人物で、
つまり、気仙沼は「恋人」発祥の地でもあるのです。
大分省略しましたが、これまで全国でも全く知られていなかった気仙沼の文学的な魅力が、
「恋人」というキーワードのもとにあったのです。
これまでも恋人にまつわる町のスポットはたくさんあったのですが、
うまく発信できていなかったこと、震災があったことで
埋もれてしまっていたのは事実。
そこを高校生が再発見し、再発信していこうと、
ずっと進めていたこのプロジェクト。
今回は落合直文の生家である「煙雲館」にスポットをあて、
そこの紹介リーフレットを高校生の視点で作成し、
恋のジンクスを自ら作り、
素晴らしすぎるほどのラブストーリーを作り上げたのです!!
3月24日に行われた発表会では実に85人ほどの方が集まってくださり、
参加してくれた高校生は同世代の輝く姿に感動し、
大人の方は若い力に希望を見て、
本当に本当に良い会となりました。
その場にいたすべての人が感動に包まれたのは言うまでもありません。
もちろんその感動の裏にはたくさんのストーリーがあります。
この発表会に至るまでに「底上げYouth」のメンバー、一人ひとりが悩み苦しみ涙して、
それでも自分たちの思いを発信していきたい、
気仙沼を良くしていきたい、
そんな純粋な思いで一生懸命ここまで走ってきました。
忙しさを理由に常に側にいてあげられなかったけど、
「底上げYouth」のメンバーならできる!と心から信じて、
一番側で見守っていたのは僕でした。
悩んでいる高校生を前に、
こんな時何て声をかけたらいいのだろう、
どんな言葉が励ましとなるだろう、
みんなはいつもフラフラしている僕のことをどう思っているのだろう、
不器用な自分は常に自問自答を繰り返していました。
勉強も経験も圧倒的に不足している自分だけど、
それでも今はただ一生懸命に自分の思うように高校生を真っ直ぐに向き合っていこうと心がけていました。
発表会終了後、素晴らしすぎる内容に、
号泣していました。
高校生と一緒に号泣している自分がいました。
気づいたら高校生の子達にも僕という存在が認められていました。
嬉しかったです。ただただ嬉しかったです。
一緒に頑張ってこれたこと、
悩みながらも高校生が諦めずに頑張り続けたこと、
多くの人にその頑張りを認めてもらえたこと、
交わされる言葉の一つ一つに感動していました。
打ち上げの焼肉でもこれまでを振り返って、
アンケートの言葉を見て、
また高校生と一緒に泣いていましたw
そして家に帰ってきてボランティアさん達とお酒を飲んでいる時に1通のメールが。
あまりにも嬉しかったので本人は見ていないことを願って省略して載せます。
「なるさんが疲れを見せずにそばにいてくれたから、楽しかったし、メリハリもつけれたし、なるさんの存在はかなーりでかいです!引き続きなるさんがそばにいてくれたら、Youthはもっと頑張れます。私が今日一番嬉しかったことは成宮の涙を見れたこと!笑 やっと泣かせることができました!ハグもできました! なるさん大好きです!本当にありがとうございました。」
正直今読み直しても泣きそうになりながら打ってますw
まさかのお酒を飲んで酔っている時とわかってのタイミングで送ってくるとは、完ぺきでした。
ボランティアの前で一人号泣でしたww
本当に嬉しかった発表会はスタートです。
実はその反響は今だ鳴りやむことを知りません。
今後この高校生たちの頑張りが気仙沼をより良くしていくことをここに誓います。
楽しみにしていてください。
これからも一緒に走り続けていこうと思います。
素晴らしい出会いに感謝。本当に本当にありがとう。